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BAGDAD CAFE
朝は日課の雪下ろし。昨日屋根半分今日残り半分。雪は150cm近くあって、下の方へいくほど氷になって堆積しているから、固く重たくとても大変。でもばあちゃん達と昼食にちらし寿司を食ったので体力は回復した。

昼からは、なんとなく英語の勉強にも疲れ、どれほど聞き取れるようになったかと思い、先日安くてつい買ったバグダット・カフェのビデオを寝っころがってみました。

前に見たのは4年前くらい。あのジョン・ガリアーノが好きだと言っていたので、彼の爆発的なセンスが理解できるかと思いみてみた以来の懐かしい名作。結局ジョン万のセンスとはそれほど関係が無く、ただ万の女性像としての好みなんだろうきっと。万が好きな女性は、女性らしいつよさを持った女性と思う。マレーネ・デートリッチとか。

そしてなかなか面白い映画。87年の作品だけあって、ミュージカル調に主人公が歌を突然歌いだすのは王道な感じがしたけども、なにか女性の女性的なところ、男性にわかる女性と、わからない女性が描かれていると思う。それがとても変な表現。ある臭いを嗅いだ瞬間にぱっと映像がよみがえる時のように、女性のもつ不思議な直観力や、マグマ的な底力などが、直球的であり魔球的な感じで表現されている。取り方や編集の仕方も面白い。主人公のでぶおばちゃんは、どことなく僕のおばさんとかぶってヌードシーンは目をそむける。
| movie | 21:13 | comments(2) | trackbacks(0) |
石井輝男監督の映画
今日は新文芸座にて、石井輝男監督の作品を2本みた。今日の天気では全然気分が乗らなかったのだけど、観なきゃ行けないんだと必然性を無理矢理高めて、重い腰を上げた。で、せっかくなのでユニオンに行ったら、今日に限っていいやつが多い。映画賃と思っておろした金も映画の前に無くなりました。まあいいや。レビュー。

『残酷・異常・虐待物語 元禄女系図』

最後で寝ちゃった。レビューになんねえや。とりあえずサドマゾ、猟奇な世界で、三人の女が自分の異常さや、男の異常さのために数奇な運命を辿るお話。この頃の映画はこういう作品が多いな。若松孝二も同じような猟奇的なものを描く。ただ、若松孝二の方がただの異常性愛に尽きずに意味を含んだようなものが多い。オープニングの出演者紹介のバックでは土方巽が踊る。二話目は谷崎の春琴抄のような内容でした。

明治・大正・昭和 猟奇女性犯罪

肝心なところを伝え、なおかつ一本の映画としてまとめるために、最初と最後の無理矢理感、内容の薄い感じがたまらなく、ぐっとくる。この監督そうゆうまとめ方が多い。
犯罪史に残る4つ事件を再現映像風に映画化したもの。マゾ情夫と愛し合うあまりに、その男の要望どおり首をしめて殺し、別れたくないという気持ちでペニスを切り取った阿部定さん。この人の話が観たかった。そしたら本人登場でびっくり。過去の話をさも当然のように語られていました。その他、欲望のために人を殺した話や、魔性の殺人女などの話。出てくる女優はみんな美人で、みんなヌードになる。監督の好みでしょうか。ちなみにまたも土方巽が出演。一瞬だが首切り役人役ではまってる。

『恐怖畸形人間』江戸川乱歩

ついでに昨年観たこの映画も。土方巽が主役の映画。石井監督は相当土方を気に入ってたんだろうな。またも無理矢理感のあるストーリーでエンディングもチープだけど、畸形島の映像や、混沌とした感じがとてもいい。そして土方は存在感があっていい。舞踏もきれいな映像で観れるし、台詞もあるので声も聴ける。観た時は土方の踊りで会場が笑いに包まれていたけれど、あれは日本が誇ろ芸術なので笑っちゃあいけません。


本日買ったもの:YOCHK'O SEFFER / GHILGOUL
ZAO / SHEKINA
CAMEL / DUST AND DREAMS
STRAVUNSKY / FIREBIRD
エンデ " MOMO"の映画

| movie | 23:21 | comments(0) | trackbacks(0) |
『陽炎座』鈴木清順(泉鏡花)
『陽炎座』鈴木清順(泉鏡花)

泉鏡花原作、鈴木清順監督。松田優作が主演していて明治日本の雰囲気と泉鏡花の幻想世界が映像化された作品。内容自体は把握しかねるがそれはどうでもよくて、雰囲気を感じ取ればいいと思われる。夢と現実が溶け始めて、寒さが、恐怖が、欲望が、異常になった感覚が、やけに生々しく笑っているようで笑っていない。にとにかく映像がすばらしいのと、松田優作の魅力、明治の服装(欧文化の影響と着物の組み合わせ)が美しい。ジム・ジャームッシュ鈴木清順に影響を受けたと言っているが、たぶんこの頃の作品だと思われる。花がパーっと舞って、階段を下りてゆく初めのシーンがとても印象的で全体的に使われる過激な色合いも日本的な統一感があってきれい。
| movie | 21:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
『他人の顔』勅使河原宏・安部公房
『他人の顔』勅使河原宏・安部公房

安部公房の描く孤独感や医者ならではの知識が多いに出ている作品。暗めの映像も美しく、戦後のアンダーグラウンドな香りと、この頃の日本に蔓延している危ない雰囲気が出ている。オープニングの言葉とラストの言葉をかぶらせて、全く手がかりの無かった言葉が、最後には全ての意味を物語る言葉となる。簡潔な言葉と、その言葉の含む意味にはっとさせられる。原作は読んでないのだけど、小説では想像でしかなイメージを超える程よく映像化されている。

ただ見終わったあとに人間の孤独とは何なのかと疑問になった。この登場人物を含め、殆どの人間というものは他人よりも自分を愛している。自分をおいて他人を愛せる人が、自己を愛する人間たちの中にいて感じる孤独はわかるが、自分をおいて他人を愛せないのにも関わらず、孤独と感じるのは矛盾している。たぶん人を愛せる人は孤独も超越しているから成り立たない。となると孤独とは何なのでしょう。
| movie | 18:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
シュバンクマイエル
シュバンクマイエルの映画を一気に。

悦楽共犯者
音の使い方がすばらしい作品。映像の面白さを引き立てるには音の使い方が大事なんだなと思った。タイトル通りのフェティッシュ三昧なもので、毛フェチ、唇フェチ、フナフェチ?、SM、などそれぞれが持つ個人的な隠したい裏の部分と、日常の表の部分が関係性をもって話が進む。最後はその表裏の関係が逆転したような謎を残して終わる。笑いとしても、誰もが持つプライベートの危ない部分を描いていて面白い。

ファウスト
一応は悪魔とファウスト博士の設定だけど、ファウスト博士はそのへんにいたおっさんだし、悪魔はシュバンクマイエル常連の木彫りのアホ人形。ファウスト博士の苦悩というのは、ファウスト博士になってしまった事のように思えておもしろい。テンポが良くて、アホで不思議な世界。

短編集短編集2
渋すぎる作品もあるけれど、全部アニメーションのものがあったり、不思議と謎の独特の雰囲気がでている。

オテサーネク
これはおっかねえ。シュバンクマイエルのアニメーションの使い方を変えたらものすごく怖いことになると思い知らされた。そして、ホラーにはかわいい女の子じゃなくて、少し不細工な方がいいんだなとも思った。よく人形には人魂が宿るというけど、お母さんの異常な精神のおかげで木が息子になってしまった。木が動き出した時とても嫌な気分になった。
| movie | 16:18 | comments(0) | trackbacks(1) |
暗黒舞踏映画上映と喫茶プログレ
昨日は昼から横浜にいって、土方巽と大野一雄が出演した映画を観た。まずは軽くレビューを。

『へそと原爆』細江英公
海が、太陽が、肉体が、原爆が同じような要素をもった作品。音が、光が、怒りが。最後の素裸の子供がうじゃっと出てきて、同じようにうごくのがかわいらしい。

『あんま』飯村隆彦
画像がきたなくて、カメラが人を追うから観づらい。畳のようなものが敷き詰められた空間を、走り回ったり、暴れて、脇の人がずれた畳を一生懸命戻す作品。にみえた。

『バラ色ダンス』飯村隆彦
かなり期待していた土方と大野のデュオ。これまた観づらい。フィルムの古さと、カメラのクオリティのためにバックの白と、服の白、肌の白が同化して、しかもそれがスモークのもやもやみたいにみえる。髪の毛と髭の動きしかみえない。肝心の舞踏はみえない。映像は偶然にきれいだったりもする。

『肉体の叛乱』中村宏
土方ソロ。画像はきたなくて、変に編集されているから舞踏の動きの流れと間がなくていまいちなんだけど、土方の強烈なインパクトと衣装が伺える。生で観たかったとつくづく思わせる作品。ラストの四肢を縄でつ引っ張られてキリストのようになる演出はすごい。ちなみにPAINKILLERのジャケットにもこの写真が使われている。

『O氏の曼荼羅』長野千秋
大野一雄のシュールな作品。シュールすぎて良くわからないのと、テンポが悪く残念な作品。二時間近くある。舞踏と精神、映像が結びついていないように思われる。大野一雄の動きもまだしなやかさの頂点には達しきってない気がする。

と、こんな感じでした。

関内のユニオンと古書店をみて帰り、常連の友達と高円寺の「喫茶プログレ」へ。いやプログレ好きには果てしなく居心地がいいように思われるところで、酒を飲みながら聴きたい曲をかけてもらったり、マスターと話したりとても楽しかった。
一時過ぎに店を出て友達の家へ。まさに高円寺が似合う人で、CDをはじめ、映画や漫画のすさまじいコレクション。また酒を飲みながら色んな曲を聴いて、気付いたら朝だったので勢いで帰った。
| movie | 15:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
死化粧師オロスコ
死化粧師オロスコ

コロンビアのエンバーマー(死体の内と外を洗って消毒して納棺する)オロスコの仕事を死体写真家の釣崎清隆氏が長きに渡って撮影、編集したDVD。ついこの前ウ゛ァニラ画廊での写真展示と上映会をやっていたので行ってきた。去年は渋谷で迷子になり見れなかった作品。

もし去年であったら映像の美しさとかを求めたんだと思うけど、今観て感じることが出来たのは東洋思想。内容は淡々と死体が運ばれ、腹を切って内蔵ドロドロCARCASS、ゴアメタルな世界なんだけど、ぎりぎりの映像だから深く感じる事が出来た。そして感じた事は全部が同じで、死体でも、オロスコでも、オロスコが生きてた街も、死んだあとの街も、何も変わっていないという事。

上映後、釣崎氏に撮影をしてみて分かった事は?と聞いたところ、「どこへでも一歩踏み出せば、宝物は転がってる」と。聞いて良かった。
| movie | 05:16 | comments(0) | trackbacks(0) |